「スロー・ルッキング よく見るためのレッスン」(著者:シャリー・ティッシュマン 発行書:東京大学出版)を図書館から借りてきたのですが、先週話題にした「smART」の「観察」と通じるところがあります。
資料はこちら → スローとは
p.1 スロー・ルッキングの事例①〜⑤です。青字の部分がスロー・ルッキングの特徴だと思います。そして「時間をかけて丁寧に観察する」が重要です。ルッキングは、「目で見るだけでなく、五感を使って見る」です。手で触れたりしながら見るのです。このことは「体を動かしてみ(観)て!!」でも取り上げました。そして観察したことをメモやスケッチするのです。つまりアウトプットするのですね。「解決策は、絵に描いてみてから・・」「アクションしてみること」「効用はたくさん」も合わせて御覧ください。
p.2 「スロー・ルッキング」が大事であることを3つにまとめています。我々は、狩りの時代のDNAとして「素早く見る人間の自然な性質」を持っています。どうしても直感的な判断をしがちです。これに対抗する方法として、「スロー・シンキング」による推論や分析的思考を教育現場で訓練してきているはずです。「スロー・ルッキング」はさらに押し進めて「複雑さを解決、物事の多面性の認識、何が真実で正しいかの判断」能力に導いてくれるようです。