「決定版 学び直しのカイゼン全書」(著者:中崎勝 発行所:日刊工業新聞社)を読んでいると、「止まらない設備をつくる」ためには、「原理・原則」に注目する必要があると述べています。新人研修の中で、私も何度か口にしている言葉です。設備の原理は、「パーツに直接触れて働きかけている部分に求められる機能」と述べています。溶接機であれば、2つの母材を圧着し、溶かし、溶接することとなります。原則は、「各部位が原理通りに働くために必要は条件(状態や動く)」で、芯ずれ・位置ずれ・摩耗がないこと等になります。原則の崩れはは、以下の20個だそうです。チェックしたいものです。
異物: ➀ごみ ②汚れ ③錆び 劣化: ④詰まり ⑤漏れ ⑥ゆるみ ⑦伸び ⑧ガタ ⑨摩耗 ⑩キズ ⑪変形 ⑫硬化(軟化) ⑬帯電化 精度不良: ⑭ズレ(芯・軸・位置) ⑮クリアランス ⑯調整不良 ⑰タイミング ⑱組付精度 ⑲設備装置の水平度 設計ミス: ⑳部品の仕様外使用