産業技術総合研究所の研究から、いくつかピックアップします。
資料はこちら → 産総研トピックス
p.1 先ずは、接着剤の剥離瞬間の透過型電子顕微鏡の動画です。
剥離の瞬間 → https://youtu.be/MNGzI9dqecA
説明のサイトはこちら → https://gendai.media/articles/-/90478?page=3
界面剥離か凝集剥離の両方が含まれているようです。まだまだ接着機序はわからないことが多いようです。
p.2 暗黒シートです。用途は、カメラや分光分析装置内部の乱反射防止、迷光除去に用います。
暗黒シートの説明 → https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2023/pr20230118/pr20230118.html
p.3 「Songle」は、音楽理解技術で解析した内容(サビ、メロディ、コード、ビート)を見ながら、楽曲中のサビ区間や繰り返し区間へ頭出しして聴くことができます。「サビ」をどのように認識しているのでしょうか? コードやテンポの変化をチェックしているのでしょうか? 「songrium」も産総研の研究によるものだそうです。音楽に合わせて、画像が変化します。
Songleはこちら → https://songle.jp/
songriumはこちら → https://songrium.jp/
p.4 プルシアンブルーは、古くは北斎やゴッホが絵の具として使用しており、最近は表示デバイスなどに利用されています。鉄の代わりに別の金属を用いると右上のように種々の色の顔料ができるようです。産総研では、構造体の欠陥を利用してアンモニウムを吸収することを見出しました。市販の吸収剤より吸着能が高いようです。土壌の改良やトイレでの消臭などに利用可能です。
産総研は、新規の技術開発だけでなく、既存技術の応用であったり、真相究明など知識・情報・創造力を屈指して究めていると思います。