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対立を解消する思考プロセス

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思考プロセス第2弾です。「雲 Cloud:対立解消図」という手法です。最終的に目指すものが同じであっても2通りの進め方がある場合、それらが対立している場合があります。「ザ・ゴール2」の事例で説明します。

資料はこちら → 対立解消図

主人公のアレックスは、3つの子会社をまとめていて、その内の1つに包装事業部があります。小型の印刷機を用いているため、最新鋭の印刷機を有している大手に対抗するのに苦慮している状態になっています。そこで、事業部を売却することなるのですが、高額で売却したいわけです。包装事業部門を閉鎖すれば、利益が増えて高額で売却できます。一方、高額で売却するためには、資産ベースを守る必要があり、包装事業部を継続しておく必要があります。包装事業部を閉鎖することと継続することが対立(コンフリクト)してしまいます。この対立を解消するために、妥協することなく解決策を生み出す必要があります。事業を継続して利益が出ることを考えます。顧客印刷単価を下げたいために大ボリュームで発注することを考えます。最新鋭の印刷機を保有する競合会社は対応可能ですが、対抗することは困難です。最新鋭の印刷機を導入する投資は今更できません。顧客のニーズを深堀すると、製品仕様が頻繁に変更することがあり、6か月分まとめて発注しても30%ぐらいしか使いきれないようです。つまり、在庫を減らし、一度に注文する量を少なくし、注文する回数を増やすことを望んでいます。 そこで、2か月毎に注文、2週間に一度納品、2回目以降にキャンセル可とするソリューションが対抗策として考え出されました。この提案は、顧客ともwin-winの関係になり、利益が見込まれ売却が決まりました。 以上のような方法で「雲」を解消していきます。 さらに対立解消図を知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。対立する案件がある場合には

対立解消図 → https://toc-consulting.jp/column/20210317-2/

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