昨日紹介した「THINK AGAIN」(著者:アダム・グラント 発行所:三笠書房)に面白いデータが載っていました。
資料をご覧ください → Think_againその2
p.1 管理職の業務の他者評価を横軸、自己評価を縦軸にしてプロットした図です。破線が一致した線ですので、いずれの国の管理職も自己評価が上回っているという結果です。つまり自己を過大評価していることになります。お国柄があるのも面白いところです。
p.2 左側の図をご覧ください。自分は知識が豊富だと思っている方は、ピークの頂点にいる「マウント・ステューピッド」という状態にいることが多いようです。自信過剰・優越の錯覚の状態にいることになります。 実際にはまだまだ高いところがあるのに、今の状況が良いと思い込んでいます。イチローや大谷選手は、常に高みを目指しているのでリスペクトな存在です。右図をご覧ください。能力vs.自信の図です。アームチェア・クォーターバッグ症候群(口先だけのゲーム観戦者)が能力以上に自信が上回っており、インポスター症候群(優秀であるが自信に欠ける)の人は能力を過小評価しています。これらの中間の能力と自信がバランスがとれた状況を右斜め上に進んで行くのがベストですね。