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自作すればコスト安 第2弾

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自作すればコスト安」でトランペット用のミュートを自作する話を取り上げましたが、今回は、市販の「ミュートチューブ」を自作してみました。トランペットに直接装着するミュートは抵抗感があり、唇を無理やり振動させるために、この方法で日頃練習していると、実際の演奏とは違い悪い癖がつくという欠点があるようです。防音室があれば良いのですが、高額なので素人には手がでません。上述のミュートチューブは、コストパフォーマンスがよさそうです。ただ、この器具は輸入品で8万円弱もするのです。そこで、自作してみることにしました。

資料はこちら → ミュート・チューブ

p.1 ミュートチューブは左の写真のように、反射望遠鏡のような格好をしています。

実際に使用している動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=rmoDt8ofcug&t=19s

p..2 先ず、防音について勉強してみました。音を外に出さない「遮音材」音の響きを押さえる「吸音材あるいは調音材」併用する必要があることがわかりました。遮音材、吸音材とも密度が高い方が効果があるようです。遮音材で音波を反射させ、吸音材で熱エネルギーなどに変換します。 トランペットの周波数帯は、他の楽器に比較して狭いですが、強度は高いようです。

p.3 試作品Ⅰです。二重になっているゴミ箱に遮音材と吸音材を貼り付けました。ゴミ箱の材質がPPでしたので、「ウルトラ多用途SU(JAIAF)」(コニシ株)という接着剤を用いました。最近、難接着材質もよく接着できます。本体をカメラ用三脚に装着しようとしましたが、固定ネジがインチネジなのですね。M6サイズだと思って留めようとしましたが、ピッチが合わないため、1/4インチネジをネットで購入して取り付けました。ISOネジに統一して欲しいですね。まだまだ、このような事例はあちこちにあると思われます。 市販のミュートチューブに似たものができたのですが、口径が小さいので、トランペットを奥までいれることができず、ミュート効果は低い結果となりました。

p.4 試作品Ⅰの構造です。遮音シート内側容器の内側と外側カバーの内側に貼りました。内側容器の遮音シートの上に吸音スポンジを貼ってあります。カバーを内側容器に被せ、隙間に吸音スポンジを詰めて完成です。 固定台座は、木を削って作製しています。筒に合わせてけずるのが大変。現物合わせです。

p.5 試作品Ⅱです。 木のゴミ箱に遮音シート及び吸音材を貼って作製しています。入口の口径が大きいので、トランペットが奥まで入ります。奥に入れるほど音が小さくなることがわかりました。奥まで入れ過ぎて、ベル部分がスポンジを圧迫すると音程がとれなくなってしまいます。 ベル部分もその音の周波数で振動しているので、阻害されると共鳴しなくなるためだと考えられます。もう一工夫が必要です。

とりあえず、一万円以下で自作したので、市販品程の効果がでなくともしょうがないですね。 防音の勉強にはなりました。

 

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