「理系研究者の 実験メシ」(著者:松尾佑一 発行所:光文社新書)を紹介します。放射性生物学が専門の大学の先生が書かれた本です。「鳩とクラウジウスの原理」で野生時代フォロンティア文学賞を受賞された方です。このほかにも小説を執筆しています。この本のコンテンツは以下のとおりです。
- 遠心分離コーヒー
- ソーラー炊飯器
- 自家製納豆の最適解
- インスタントラーメンの限界点
- ポケットポップコーン
- 自転車バター
- 平均化クッキー
- 超音波泡盛
- タクアン製造マシン
ソーラー炊飯器では、適切な炊飯温度を把握後、レンズ、反射板、ミラーを使った炊飯器で実験をしています。結局、90℃以上に加熱できずに失敗だったようです。ソーラークッカーは大会が開催されており、40分でご飯が炊けたことがあるそうです。
ソーラークッカー大会の模様はこちら。いろいろな形があります → http://nukumi.net/?p=4871
本の著者は、ご飯は炊けませんでしたが、レンズを使用したり太陽の動きを考慮したりと、試行錯誤するところは理系研究者らしいですね。
まだ、途中までしか読んでいませんが、夏休みの研究テーマのような題材が多く結果よりプロセス重視しているような気がします。 お子様の研究テーマの参考になるかもしれません。