今日は、母相関係数を推定する方法を説明します。
資料をご覧ください → 相関係数の推定
p.1 昨日の資料の再掲です。z変換後の分布は、n数が多い場合、相関係数rの平均値、分散1/(n-3)の正規分布N(r、1/(n-3))に従います。
p.2 推定の考え方は、過去のブログ「英語の表記の方が分かり易い」で説明した内容とほぼ同じです。 標準偏差が1/√(n-3)と決まっている点と、相関係数をフィッシャーのz変換処理しておく点が異なるだけです。標本相関係数のz変換値から母相関経緯数ζ(ゼータ)を差し引きして標準偏差で除した(基準化)統計量Tが上下限の閾値±z(α/2)の内側にある場合、95%信頼できる区間となります。5%は間違えるかもしれない確率です。ζ(ゼータ)の信頼区間が計算でき、zLとzUが信頼区間の下限・上限になります。 この不等式をを用いて、ζ(ゼータ)をρに逆変換します。
相関係数の検定、推定の説明は一先今日で終了です。検定や推定の考え方は、一緒でしたね。考え方を理解することが応用に繋がる良い事例です。