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QCストーリー(現状把握しよう)

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昨日提示のQCストーリーを少しずつ紐解いていきましょう。独自で解きたい方は、次の資料を見ないで解いてみてください。

資料はこちら → QCストーリーその2

p.1 本日は「現状把握」の部分です。研修生には「三現主義」の重要性を伝えておりますが、デスクワークに留まっている方がまだまだ多いと思います。問題解決のヒントは現場・現物・現実に隠されているのです。現場・現物の情報を整理・分析する際にQC7つ道具を用いるのです。

p.2 現状把握のポイントを示します。 ①今回の品質クレームの原因をフィッシュボーンと言われる特性要因図を用いて洗い出します。できるだけ多くリストアップすることが肝心です。なぜなぜ分析のようになぜなぜと考えます。②現場・現物の情報を今回はExcelファイルの中から見つけてください。③現場や現物で得られた情報は、パレート図・特性要因図・チェックシート等で整理します。

p.3 このページ以降★印を注意して見ていってください。このページでは製品ロットNo.が重要です。

p.4 顧客からQA(品質保証)部門現品が戻ってきます。QA部門では、「現品解析あるいは現品検査」を実施し、その結果を示します。製品規格を超えた直径が3方向の内2方向で認められました。世の中には、3次元計測等もっと良い計測法があると思いますが、ここでは簡単なために、このような計測をしました。外観形状については、若干のバリが認められました。工程検査や出荷試験しているにもかかわらず、逸脱はおかしいと考える方もおられると思います。どこかに抜けがないかを調べて改善することが必要なのです。

p.5 先ず、寸法異常の原因を特性要因図(フィッシュボーンダイヤグラム)で洗い出しましょう。この際、4M(Material、Machine、Man、Methodの観点で、なぜなぜ分析の要領で魚の骨を書いていきます。 この図は完璧ではありません、複数人で作成する方が抜けが少ないですね。

p.6 製造工程★印部分を現場の記録チェックシートで確認しましょう。

p.7 Excelの「原料受入」シートをご覧ください。原料受入日原料受入ロットNo.の他にMFRという数値が記載されています。原料受入時には、業者の成績書が添付されてきます。例えば、プラスチックペレットを溶かした時の流れ性を示すMFR(Melt Mass-Flow Rate)50~100という規格で購買仕様書が取り交わされていたとしましょう。そうすると、業者成績書にはその原料ロットのMFRの数値が記載されています。 このMFRの数値を時系列でトレンドグラフを書いてみましょう。ロットNo.:20200824に用いた受入原料ロットNo.のMFRはいかがでしょうか?

p.8 製造現場に行って情報を集めて来ましょう。射出成型機の日常点検記録成形機周りの状況をチェックしましょう。見落としがちなのは、成形機に用いるユーティリティー(供給エアー圧や金型冷却水温など)です。

p.9 工程検査結果①のシートです。A及びBラインの2つあります。9個取りの金型の成形物の直径を4時間置きにサンプリング・測定して、規格値(中心値:1.53 上限:1.60 下限:1.46mm)で管理しています。 金型では、9つのキャビティ―が図のA~Iのように配列されています。

p.10 工程検査結果②のシートです。画像検査により不良品は廃棄しています。不良品数の内訳を数字で記録しています。抜取りで外観検査した結果も示します。不良品数のパレート図トレンドグラフを描いてみましょう。

p.11 出荷検査については、ノーヒントです。ちょっと考えてみてください。

今回、ヒントだけ説明しました。 いくつ気が付くでしょうか? 来週、答えを説明しますね。

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