トピックス 品質工学

どう評価するか?

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先週まで品質工学の基礎に戻りましたが、今週より実例でのポイントを説明したいと思います。本日は、評価法について説明します。

資料をご覧ください → 品質工学(接着、シール)

p.1 接着性シール性の評価をする際に動特性の横軸をどうするか? 悩みますね。 横軸の信号因子入力(エネルギー)なので、倍になれば出力も倍になるのが理想ですね。例えば、フィルムのシールであればシール面積を信号因子にします。面積が倍になれば、シール強度も倍になるはずですから。半田で接着する場合であれば、抵抗値を測定してその逆数を出力にすればよいでしょうね。表面が濡れておらず半田が面積全体に拡がっていなければ、抵抗値に影響すると考えます。誤差因子として耐熱耐寒試験のような苛酷環境に置いた後に抵抗値を測ると不具合事象があぶり出されてくるかもしれません。

p.2 フィルムの熱シールの評価例です。左図のようにシール幅をA、BそしてCのように拡げてシールしたものを剥がしていく際のピール強度を測定します。左図のようなチャートが得られるはずです。右上図のような熱シール金型を作製します。シール面積と、シール圧を段差をつけて変えられるようにしています。左図のように初期にシールしたものとその後ヒートサイクルをかけていじわる状態のサンプルを評価します。 その結果右下のようなグラフが描かれてSN比を算出します。

品質工学において、評価法の考案は大事です。直交表の実験は、力仕事でやればよいのですが、その前に横軸の設定及びどのような簡便な方法で評価できるかがアイデアの出し所になります。

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