昨日の続きです。本日の資料のp.8参照ください。一番最後に損失33.1円が算出されています。
資料ご覧ください → 検査頻度-2
p.1 一般的に、横軸に検査数、縦軸左が損失そして縦軸右をコストとしてプロットすると緑色が損失、ピンク色がコストを表します。つまり、検査数が多ければ多いほどコストはかかるが、不良品が出荷されて起きる損失は小さくなります。理論上、損失(青線)が最低になる検査数が最適検査数と言われます。
p.2 p.7左上の現行条件での管理コストと品質水準を描いています。管理コストは検査間隔n0が大きくなると減少しますが、品質水準は悪化します。このグラフからは、1000個辺りに最適な検査間隔がありそうな予想はつきます。
p.3 理論的には、損失L0をn0で微分して0として、最適検査間隔n0を算出します。調整間隔u0を10,000、15,000及び25,000個と変化させて描いたL0の曲線と算出した最適検査間隔n0(縦線)を描いてみました。曲線の微分係数が0になる箇所と計算から得られた最適検査間隔n0の値がズレています。 どこか計算を間違えているかもしれませんが、ほぼ最適な検査間隔を求めることが可能です。
いかがですか? 従前適当に決めていた検査間隔も、このような数値計算で求めると納得感がありませんか?