昨日の「大丈夫?」で紹介した「数学×思考=ざっくりと いかにして問題を解くか」(著者:竹内 薫 発行所:丸善出版)で、人工衛星の軌道と地球の大きさをイメージしてみてくださいという話があります。いかがですか?次の資料で、図に描いてみました。
資料はこちら → 人工衛星軌道
地球の半径:6,378km、国際宇宙ステーションは、地上400kmを飛んでいるので軌道半径は6,778km、気象衛星ひまわりは、地上36,000kmを飛んでいるので、軌道半径は42,378kmとなります。これらを図に描いてみると、左図のようになります。国際宇宙ステーションは地球の大きさよりやや大きい軌道であるのに対して、気象衛星ひまわりはかなり大きい軌道上を飛んでいることがわかります。いかがでしたか、イメージと合っていましたでしょうか? どちらの衛星も同じような高度の軌道を飛んでいるとイメージしていたのですが、全く異なっていませんでしたか? 思い込みをなくすためには、正確に図にしてみることが大事ですね。