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どれを選ぶ?

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第2グループの新人研修が昨日から始まりました。開講の話の中で、「3つの状況の危険度を重度・中度・軽度で評価してください」と問いかけていました。以前にも何回か、同じ問いかけをして、毎回似たような結果になるのが面白いと思います。危険度を重く見る方軽く見る方は少なく多くの方が中度を選択します。今回の結果をグラフにしてみました。大中小、長中短、重中軽のような選択問題は大抵平均的な中央値の頻度が高くなる傾向になりますね。アンケート調査などでも、よほどの思い入れが無い限りは、真ん中辺りを選ぶのではないでしょうか。人間の性でしょうか? 物理現象も平均的な状態になることを「森羅万象 平均的なものからのズレをなくす方向に動く」「2階微分の意味は?」で説明しました。統計でも「中心極限定理」のように、サンプリング数を増やすと、平均値辺りの確率密度が増加していくことを「ビジュアルでわかりやすい」で取り上げました。

3つの状況の危険度評価結果 → 危険度評価

プールで泳ぐ子ども」の場合、親が直ぐ横にいるか?浮き輪を付けているかなど状況次第で危険度は変わりますね。「見知らぬ犬」の場合、犬の種類であったり飼い主の躾などでも危険度は変わります。詳細な状況がわからない場合は、無難な選択肢の「中度」を選んでしまうかもしれません。 危険度評価の際、感覚と実際が乖離する場合があります。次のブログ見てください。「感覚は合っている

 

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