「アウトプット勉強法」（著者：親野智可 発行所：KADOKAWA）は、お子さんをお持ちの親向けに書かれていますが、社会人にも役に立つアイデアがたくさん盛り込まれています。最近活用されているeーラーニングは、どちらかというと「インプット学習」ですね。知識をインプットするだけなので、興味がなければ直ぐ忘れて身に着きません。アウトプットすることによって、記憶にも定着し、その後応用することが可能になるわけです。かくいう私も、本ブログで本を紹介して、その内容を資料にまとめたりして、後で利用することが多いです。つまり「アウトプット学習」を実践していることになります。マンガ、かるた、絵本、模型あるいはカードを作るような子供が好きなことをアウトプットとしてさせてあげることが大切だそうです。私が小学生の頃、蝶を採取してきて標本にしたり、河原で化石を採取してきて標本を作ったり、色々な情報を集めてきて百科事典のようなものを作っていた記憶があります。その当時から、本を作りたいという潜在的な意識があったのかもしれません。
上述の本で、タメになったことを書き留めておきます。
- プレゼンテーションは、「プレゼント」が語源なので、聞いている人に「プレゼント」するようにしたい
- 興味があることについて「熱中ノート」に書き込んでいく。フィギュアスケートの羽生選手、藤井聡太名人そして大谷選手も実践しているようです。
- 親の失敗談を聞かせてあげる ←会話のキャッチボールができる
- 子供に説明させる ←人に教えることが一番の勉強（アクティブ・ラーニング）
- 自然からある種の不思議さを感じ取る感性を、米国の生物学者レイチェル・カーソンは、すべての子供が生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」としている。同名の本が出版されています。もう一度、読み返してみようと思います。
- 国語辞典クイズ：辞書の説明文を読んで、語句を当てさせるクイズ。例えば、「南を向いたときに、東側になるほう」というクイズ、わかりますか？ 答えは「左」です。ちなみに、我家にある広辞苑では「北を向いたとき、西にあたる方」となっていました。この説明面白いですね。英英辞典では「your left side is the side of your body that contains your heart」となっています。右に心臓がある方は、左右が逆転してしまいます。