最近は、ネット情報で過多になっています。フェイクニュースも多く含まれています。では、どう対処すればいいでしょうか？ 「消耗せずに成果が出る 情報の捨て方」（著者：山本太平 発行所：三笠書房）によると、いろいろなものを捨てる必要がありそうです。目次を以下に記します。
はじめに 情報洪水時代の泳ぎ方 捨てるもの
１章 捨てれば捨てるほど「仕事」が早くなる→ チャット、メモ、慣習
２章 捨てれば捨てるほど「本当の自分」がわかる→トレンド、コミュニティ、口コミ、ビジネス書
３章 捨てれば捨てるほど「人生」が拓ける→成功体験、リスキリング、人生計画
４章 捨てれば捨てるほど「ストレス」がなくなる→比較、インプット、コメンテータ
５章 捨てきった先に「クリアな思考」が残る→また聞き、共感、ハーバード、肩書き、常識、人の意見
おわりに 情報を捨てた先にあるもの
- 本書で、面白い記述があります。「海にいるエビ」を描く時に、何色で描くでしょうか？ 赤で描く人は、「調理済みのエビ」しか見たことがない人です。海や水族館に行ってみたらわかりますね。上述の「また聞き」を捨てるというのは、「現場・現物・現実」の重要性を意味しているのです。
- 以下の問の①と②の何を選びますか？ 問１：何のために、皆さんは学んでいますか？ ①自分が偉くなるため？ ②誰かに喜んでもらうため？ 問2：英語を学ぶのは誰のため？ ①自分のキャリアアップのため？ ② クライアントや一緒に仕事をする外国人のため？ 問3：MBA(経営学修士）を取得するのはなぜ？ ①自分のキャリアのため？ ②社会に価値を提供するため？ リスキリングは、いずれも②のためにすべきです。
- 上述の本は、「捨てる」に焦点を当てていますが、捨ててはいけないものもあります。「雑談」「運」です。著者は、「運」は「何かしら自分を引き上げてくれるもの」「人」だそうです。