1年以上も前に「対象と原因は?」で紹介した「暇と退屈の倫理学」(著者:國分功一朗 発行所:新潮文庫)を読み始めて、ようやく読み終えました。私にとって、この手の本は、なかなか手ごわいです。以下のサイトの上手く要約されているので、ご興味が有る方はご覧ください。退屈は、定住生活になった頃から発生してきたようです。暇な時間があると退屈になりやすいですが、暇がなくても退屈なことは起き得ます。最近の消費的な生活形態は、その典型だと思います。インスタなどでグルメ紹介したり、通販サイトで目新しいものを購入したくなるのは、退屈を紛らわすためなのでしょう。私がこうして、ブログを書くためにせっせと読書をしているのも、そうためなのでしょうね。上述の本に面白い記述があります。「必要なものが十分にあれば、人はたしかに生きていける。しかし、必要なものが十分あるとは、必要なものが必要な分しかないということでもある。十分とは十二分ではないからだ。」人は、この二分を求めているのではないかと思います。十分と十二分の言葉を使い分ける必要がありそうです。
要約しているサイト → https://note.com/mbapigeon/n/n23db45e139e6