「美術でよみとく京都の庭園」(著者:布施英利 発行所:エクスナレッジ)は、有名な庭園を美術の視点で見どころを解説してくれます。龍安寺の石庭について、面白い解説がありましたので、まとめてみました。
資料はこちら → 龍安寺の石庭
龍安寺の石庭には黄金比が適用されているようです。日本の美は「あなたは黄金比美人、白銀比美人?」で取り上げたように「白銀比」だと思っていたのですが、そうでもないのですね。それから、狭い庭を広く見せるための仕掛けがされているのです。上述の本に説明されています。左手前が一番低く、右に行くほど高く、右奥はさらに高くなっています。これにより、外側から見た場合の塀の高さは同じであっても、庭側の塀の高さは奥ほど低く見えるのです。現代の、「トリックアート」で体験できる遠近法を既に利用していたわけです。
トリックアート → https://www.psy.ritsumei.ac.jp/akitaoka/damashie.html
遠近法を計算して求めるサイト → http://andoh.la.coocan.jp/enkinho/calc.html
最近、インスタグラムなどでも遠近法を利用した面白い画像がたくさんあります。探してみてください。
たくさんありますが、例えば、