製造工程設計活動では原価設定を行いますが、一旦生産が始まると、リアルタイムの製造原価を見ることをしなくなってしまうのではないでしょうか? 一部の方々は定期的に見ているかもしれませんが。できれば、リアルタイムで見える化したいものです。私も、この辺に関しては経験が不足しているので、勉強して資料をまとめていきたいと思います。
資料はこちら→ 生産管理(技)その1
生産活動とエンジニアリングは、「BOM(Bill of Material)」という部品表で連携しています。資料の左が生産活動で、右がBOMです。生産要求より生産に必要な原料や資材を購入・発注しますが、その際に各部品や原料の価格が計上され、生産では光熱費や人件費が計上されて製造原価が定まります。これらのリアルタイムの費用が、BOMの部品ごと、加工ごとにインプットされれば、リアルタイムの原価を見ることができます。数量で集計すれば、在庫管理にも使えます。BOMを管理システムに上手に組み込むことで収益改善に結びつけることができます。明日は、BOMの詳細に踏み込みます。