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骨格が氷、体液がメタン?

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まだ見ぬ地球外生命」(著者:山岸明彦 発行所:dZERO)を紹介します。分子生物学者の視点で、地球外生命体の可能性を説明されています。前半は科学的な話、後半は小説や映画に基づいた話でまとめられています。気になった部分をピックアップしてみました。

資料はこちら →  地球外生命体

p.1 氷河期が2回ほどあり、その後に急激に地球の酸素濃度が上昇します。その際に真核細胞多細胞動物が登場するのです。生命体にとって酸素が重要な成分であることがわかります。

p.2 地球と似た規模の土星の衛星タイタンは中心部に岩石がありますが、氷とメタンの海で覆われています。もし生命体がいたらについて、右にリストアップしておきます。地球の場合は、岩石に含まれるカルシウム等で骨格ができていますが、タイタンの場合は、地中深くにしか岩石がありません。 生命体の骨格は氷になってしまいます。体液はメタンエネルギー源はアセチレンと水素となります。 こんな生命体がいても、連れて来ることはできませんね。爆発の危険性があるので。 ただ、想像してみるのは面白い。

p.3 火星には昔から生命体がいるのではないかと言われ、ウェルズはタコのような形状を想像しています。火星表面の溝が運河だと思い、相当な技術を持っている知的生命体がいると思われていました。知能が高いので頭が大きいとしています。 実際のタコは左図のように頭は足の付け根にあり頭の上に胴体があるのです。以外とタコは知能を持っていると言われています。

p.4 今まで、地球外生命体は映画でも登場してきます。これ以外にもいろいろあるのですが、気持ち悪い形状なので載せませんでした。中でも多いのは、爬虫類型昆虫型生命体が多いです。進化の過程次第では、そのような生命体がいても不思議ではありません。惑星ソラリスでは、海が有機生命体であり、想起している姿を産み出すようです。

たまには、自分なりの地球外生命体を想像してみるのもよいかもしれません。

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